作詞:不詳
作曲:不詳
発表年:昭和7年(1932年)
「秋の水 すみきった 流れの上を 赤とんぼ」で始まる『赤とんぼ』は、昭和7年(1932年)に発行された『新訂尋常小学唱歌 第三学年用』に掲載された文部省唱歌です。作詞者・作曲者は明らかになっていません。
歌詞では、秋の澄みきった水の流れの上を、何百、何千という赤とんぼが群れをなして飛んでいく様子が描かれています。さらに二番では、金色の夕日に浮かぶ赤とんぼが、西の空へ並んで流れていく姿が歌われます。
「秋の水」「秋の空」「金色の夕日」といった美しい情景と、群れをなして飛ぶ赤とんぼの動きを簡潔な言葉で表現しているのが特徴です。秋の自然を目で見るように感じられる、素朴で親しみやすい唱歌といえるでしょう。
なお、「夕焼け小焼けの赤とんぼ」で始まる三木露風作詞・山田耕筰作曲の童謡『赤とんぼ』とは、同じ題名でも別の作品です。三木露風、山田耕筰の赤とんぼ
赤とんぼ (文部省唱歌)
赤とんぼ 文部省唱歌
1
秋の水 すみきった
流の上を 赤とんぼ
何百何千揃って上(かみ)へ ただ上へ
上(のぼ)って行くよ 上って行くよ
2
秋の空 金色の
夕日に浮かぶ 赤とんぼ
何百何千並んで西へ ただ西へ
流れてゆくよ 流れて行くよ

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