あの頃(北原白秋)

童謡・唱歌

t f B! P L

曲としては同じメロディーの繰り返しで単調ですが、それがまた歌詞とよく合っていい雰囲気を出しています、郷愁を誘うメロディーです。

1974年発売で約30万枚のヒットとなった「コント55号」の坂上二郎さんが歌った「学校の先生」を思い出していました、あの歌と内容も雰囲気も似ています。
 

  あの頃(北原白秋)



                

演奏

あの頃         作詞:北原 白秋/作曲:中山 晋平

辛夷の花の咲く蔭で
一人は編物してました
一人は刺繍をしてました
誰かは童話を読みました

辛夷の花の散る頃に
一人はお嫁にゆきました
一人は教師になりました
誰かは田舎で死にました

辛夷の花のさく頃は
みんなが笑って居りました
みんなが歌って居りました
みんなが夢見て居りました

辛夷(コブシ)の花



雪国では春を告げる花、と言ってもいいでしょう。ちょうど雪消の頃に春の日差しをいっぱいに浴びて白く輝いている、眩しいくらいに見える花です。木も大きくなり花も大きいことから、遠くからも目立ちます。

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