「ずいずいずっころばし」は、江戸時代から伝わる日本のわらべうたです。作詞者・作曲者は不詳で、子どもたちが遊びの中で歌ってきたため、地域や時代によって歌詞や節回しに多少の違いがあります。
歌詞は「ずいずいずっころばし、ごまみそずい……」という独特の言葉から始まり、「茶壺に追われて、とっぴんしゃん」と続きます。意味が分かりにくい言葉が多いのが特徴ですが、これには江戸時代の生活や風俗が反映されていると考えられています。
特に「茶壺」は、宇治などから江戸へ茶を運ぶ際の茶壺を指すとされます。当時、お茶は貴重品であり、茶壺を運ぶ行列が通ると、人々が道を譲ったといわれています。「とっぴんしゃん」は、戸を閉める音や、慌てて家の中へ逃げ込む様子を表した言葉とも考えられています。
一方で、歌詞全体については諸説があり、現在でも本来の意味を一つに断定することはできません。意味を明確に説明する歌というより、口ずさみやすい音の面白さや、昔の言葉の響きを楽しむわらべうたとして受け継がれてきた歌です。
また、「ずいずいずっころばし」は、歌いながら指を使って遊ぶ指遊びにも用いられました。子どもたちの遊びと結びつきながら、長い年月を経て現在まで親しまれています。
ずいずいずっころばし
ずいずいずっころばし わらべうた
ずいずいずっころばし ごまみそずい
ちゃつぼにおわれて トッピンシャン
ぬけたらドンドコショ
たわらのねずみが 米くってチュー
チュー チュー チュー
おっとさんが呼んでも
おっかさんが呼んでも
いきっこなしよ

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