夕焼小焼(ゆうやけこやけ)は、1919年(大正8年)に発表された中村雨紅の詞に、草川信が1923年(大正12年)に曲をつけた童謡です。2007年(平成19年)には日本の歌百選に選ばれています。
歌詞には、夕焼けに染まる空、山の寺の鐘、家路を急ぐ子どもたちなど、昔ながらの日本の夕暮れの風景が描かれています。「夕焼け小焼けで日が暮れて」という印象的な冒頭から、静かに一日の終わりを迎える情景が浮かび上がります。
また、子どもたちが遊びを終えて帰っていく姿と、烏が巣へ帰る様子が重ねられ、自然と人々の暮らしが一体となった穏やかな世界が表現されています。特に、夕暮れの鐘の音を中心とした歌の雰囲気には、どこか懐かしく、温かな郷愁が感じられます。
旋律は素朴で親しみやすく、ゆったりとした流れを持っているため、歌う人の心を落ち着かせるような魅力があります。現在でも、童謡としてだけでなく、夕方の時報などを通して多くの人に親しまれています。
「夕焼け小焼け」は、夕暮れという一日の終わりの時間を通して、子どもの頃の思い出や故郷への懐かしさを呼び起こしてくれる、日本の童謡を代表する名曲です。
夕焼小焼
作詞 : 中村 雨紅 作曲 : 草川 信
作詞の「中村 雨紅」は、著作権保護期間中のため掲載しません。
ところで題名の「夕焼け小焼け」夕焼けはわかりますが「小焼け」ってなんだろう、と思いませんか。ここに2冊の国語辞書があるのですが、調べてみるとどちらにも夕焼けはあっても小焼けは載っていません。作詞の「中村 雨紅」は、著作権保護期間中のため掲載しません。
Webで調べると「仲良しこよし」の「こよし」と同じで、「唱歌などで語調を整えるために用いられる語で、これといった意味はない」という事のようです。ちなみに詩人の「金子みすゞ」は「大漁」という詩の冒頭に、「朝焼小焼だ 大漁だ」と夕焼けではなく朝焼けの後に使っています。

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