「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)」は、軽快で親しみやすい旋律と、楽しい歌詞で知られる日本の童謡です。作詞は野口雨情、作曲は中山晋平。1924年(大正13年)に発表され、今日まで長く歌い継がれています。
歌の舞台となったのは、千葉県木更津市にある證誠寺(しょうじょうじ)です。この寺には、月夜に狸たちが集まって腹鼓を打ち、和尚さんと一緒になって楽しく踊ったという狸の伝説が伝わっています。野口雨情はこの伝説をもとに、ユーモラスで幻想的な童謡に仕立てました。
歌詞には、「しょうじょうじの庭は つ つ 月夜だ」という印象的な言葉が登場し、静かな月夜の寺に狸たちが集まってくる様子が目に浮かびます。そして「ポンポコ ポン」と響く腹鼓の音が、歌全体に楽しいリズムを与えています。
作曲した中山晋平は、こうした狸たちのにぎやかな様子を表現するため、弾むようなリズムと覚えやすい旋律を用いました。繰り返しの多い親しみやすい音楽は、子どもたちにも歌いやすく、日本を代表する童謡の一つとなっています。
「証城寺の狸囃子」は、単なる子どもの歌というだけでなく、日本に古くから伝わる狸の民話と、大正時代の童謡文化が結びついて生まれた作品です。月夜の静けさと狸たちのにぎやかなお囃子、その対照的な情景を思い浮かべながら聴くと、より一層楽しく味わうことができます。
証城寺の狸囃子
うた
演奏
証城寺の狸囃子 作詞:野口 雨情/作曲:中山 晋平
証 証 証城寺
証城寺の 庭は
ツ ツ 月夜だ
皆出て 来い来い来い
己等の 友達ァ
ぽんぽこぽんの ぽん
負けるな 負けるな
和尚さんに 負けるな
来い来い来い 来い来い来い
皆出て 来い来い来い
証 証 証城寺
証城寺の 萩は
ツ ツ 月夜に 花盛り
己等は 浮かれて
ぽんぽこぽんの ぽん
NHK放送の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でも
2021年11月1日からNHKで放送の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、ラジオ英語講座のオープニング曲として流れていたのがこの曲ですね。このNHKラジオ英語講座は1946年(昭和21年)から1951年(昭和26年)まで放送され、NHKのアナウンサーだった「平川唯一」が担当し、童謡「証城寺の狸囃子」の曲に英語の歌詞を載せたテーマ曲“Come,
Come, Everybody”とともに大人気となりました、私も見てました。

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