夢のお馬

童謡・唱歌

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1920年発表の作品です。

鹿島 鳴秋(1891年~1954年)は大正から昭和にかけての作詞家であり、代表作は「浜千鳥」「金魚の昼寝」「お山のお猿」「おうち忘れて」などがあります。これらはみな弘田龍太郎の作曲となっています。

夢のお馬


夢のお馬    作詞:作曲/鹿島 鳴秋:弘田 龍太郎

1   
ねんねする子が おんぶして
きょうもみる夢 王さまの
白いお馬が 鈴ふって
坊をむかえの 金の鞍

2   
ねんねする子が 眼をあけば
向うのお山は 日が暮れて
お馬も見えず 夕空に
坊をむかえの あおい星

鹿島鳴秋は20歳の頃に童話募集に応募し入選したのを機に清水かつらと共に雑誌、「少年号・少女号」を刊行し、その中で「お山のお猿」「浜千鳥」などを発表した。

後に「日本の歌百選」に選定された「浜千鳥」は、1920年(大正8年)6月、鹿島鳴秋の友人であった桑山太市朗を新潟県柏崎に訪問し、柏崎海岸から番神岬を散策した折に制作したものである。

「浜千鳥」は弘田龍太郎の作曲で唱歌となり、没後の1961年(昭和36年)には歌詞にゆかりのある柏崎市に歌碑が建立され、除幕式には鳴秋の未亡人が招かれた。歌碑は当初柏崎市の海岸公園に設置されていたが、その後はみなとまち海浜公園内に移設されている。

また鳴秋が一時住んだ千葉県南房総市の和田町花園の和田浦海岸にも浜千鳥の歌碑がある。
参考資料:Wikipedia

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