雪(文部省唱歌)

童謡・唱歌

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「雪」は、明治時代に作られた代表的な文部省唱歌の一つです。1911年(明治44年)6月28日に発行された文部省編『尋常小學唱歌 第二學年』に収録され、広く子どもたちに歌われるようになりました。国立教育政策研究所の資料でも、この教科書に「雪」が掲載されていたことが確認できます。

作詞者・作曲者はいずれも不詳とされています。

歌詞は、「雪やこんこ、霰やこんこ」と降り続く雪の様子から始まり、山や野原が雪に覆われる冬景色を描いています。特に「山も野原も綿帽子かぶり、枯木残らず花が咲く」という表現は、雪を綿帽子に見立て、冬の野山を美しく幻想的に表現したものです。

二番では、雪が降り続く中で、犬は喜んで庭を駆け回り、猫はこたつで丸くなるという、現在でもよく知られている対照的な情景が登場します。雪の日の子どもたちの身近な生活を思わせる、親しみやすい歌詞がこの歌の大きな魅力です。

なお、「雪やこんこ」の「こんこ」は、「降れ、降れ」と雪を招くような古い言い回しとされ、「雪やこんこん」と歌われることもありますが、原典の歌詞は「雪やこんこ」です。

雪(文部省唱歌)

   作詞・作曲: 不詳

1 
雪やこんこ 霰やこんこ
降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も 綿帽子かぶり
枯木残らず 花が咲く

2 
雪やこんこ 霰やこんこ
降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭駈けまわり
猫は火燵で 丸くなる

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