山 彦

童謡・唱歌

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作詞:野口雨情(1882~1945)
作曲:本居長世(1885~1945)
発表:1924年(大正13年)6月

「山彦(やまびこ)」は、野口雨情の詩に本居長世が曲をつけた童謡です。歌詞は「山に山彦、尾長鳥」「呼んでも呼んでも、ホーイホイ」と、山に呼びかける声と、それにこだまする山彦を中心に描いています。さらに山の星や河の翡翠(かわせみ)、河雀などが登場し、山や河の自然の中に広がる静かな世界が表現されています。

この作品は、野口雨情の童謡集『青い眼の人形』に収録されています。同書は1924年(大正13年)6月に金の星社から刊行されました。また、金の星童謡曲譜集の第四輯にも「赤い靴」とともに「山彦」が収録され、本居長世の作曲作品として紹介されています。

「ホーイホイ」という繰り返しの響きが印象的で、山に向かって呼びかける声と、その声が返ってくる山彦の楽しさを感じさせます。短い言葉の中に、鳥の声や星の輝き、河の流れなど自然の情景が織り込まれているのも、この作品の魅力です。

野口雨情と本居長世は、大正期の童謡運動を代表する組み合わせの一つで、「山彦」もまた、子どもの感覚に寄り添いながら、日本の自然を親しみやすい歌にした作品といえるでしょう。

山 彦

山 彦   作詞:野口 雨情/作曲:本居 長世

山に山彦 ホーイホイ
呼んでも呼んでも ホーイホイ
山のお星さん はなれ星
待つても待つても ホーイホイ

河に翡翠(かわせみ) 河雀(かわすずめ)
呼んでも呼んでも ホーイホイ
河原のお星さん はなれ星
待つても待つても ホーイホイ

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