作詞・作曲:文部省唱歌(作者不詳)
発表年:昭和初期の文部省教材に掲載(正確な初出年は確認できず)
「虹」は、雨上がりの空に現れる虹の美しさを、子どもの豊かな想像力で描いた文部省唱歌です。
歌は「虹が出た 虹が出た」と、虹を見つけた驚きと喜びから始まります。虹の七色を「空を衣装に見立てたら」と表現し、空を美しく彩る模様として捉えています。さらに、虹を「天女の橋」「玉の橋」に見立てることで、現実の自然現象を幻想的で美しい世界へと広げています。歌詞には、虹を衣装や橋にたとえるなど、子どもにも分かりやすい比喩(あるものを別のものにたとえて表現する方法)が用いられています。
この歌の特徴は、単に虹の色を説明するのではなく、虹を見た瞬間の「美しい」「不思議だ」という感動を大切にしている点にあります。七色の虹を「だんだら模様」と表現したり、空を一面の水に見立てて珊瑚や瑠璃をちりばめたようだと想像したりすることで、子どもの目に映る虹の華やかさが生き生きと描かれています。
虹(文部省唱歌)
虹 文部省唱歌
1
虹が出た 虹が出た
空を衣裳に 見立てたら
七つの色に 染分けた
だんだら模様 はで模様
2
虹が出た 虹が出た
空を一面 水と見て
珊瑚(さんご)や瑠璃(るり)をちりばめた
天女の橋よ 玉の橋

0 件のコメント:
コメントを投稿