作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
「鶯の夢(うぐいすのゆめ)」は、詩人・野口雨情が作詞し、中山晋平が作曲した童謡です。野口雨情の詩は、1925年(大正14年)1月発行の『婦女界』に初出したことが確認されています。
その後、中山晋平によって曲がつけられ、1925年の作品として中山晋平の代表作一覧にも記録されています。さらに、1928年(昭和3年)には佐藤千夜子の歌によるレコードが発売され、広く知られるようになりました。
題名の「鶯」は、春の訪れを告げる鳥として古くから日本人に親しまれてきました。雨情は、鶯を題材にしながら、春の自然や夢のような情景を童謡らしい素朴な言葉で描いています。中山晋平の旋律も、雨情の詩の持つ柔らかく幻想的な雰囲気を生かしており、春の野山に響く鶯の声を思わせる趣があります。
野口雨情と中山晋平は、「雨降りお月」「兎のダンス」「あの町この町」「証城寺の狸囃子」など、数多くの童謡を生み出した名コンビです。「鶯の夢」もその一つで、雨情独特の詩情と晋平の親しみやすい旋律が結びついた作品といえるでしょう。
鶯の夢
鶯の夢 作詞:野口 雨情/作曲:中山 晋平
1
梅の小枝で
梅の小枝で 鶯は
雪の降る夜の 夢をみた
野にも山にも 雪ばかり
サラ サーラと 雪ばかり
2
雪の降る夜に
雪の降る夜に 鶯は
梅の花咲く 夢をみた
野にも山にも 梅ばかり
チラ チーラと 梅ばかり
(歌の途中にメロディだけの部分がある構成となっています。)

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