作曲:ロシア民謡
訳詞:楽団カチューシャ
発表・日本での普及:1949年(昭和24年)ごろ
「トロイカ」は、ロシアを代表する民謡の一つで、日本では「雪の白樺並木 夕日が映える 走れトロイカ ほがらかに」という歌詞で親しまれています。楽譜などでも、作曲者は「ロシア民謡」、日本語訳詞は「楽団カチューシャ」とされています。
「トロイカ」とは、ロシア語で「三つ組」を意味し、音楽や歌の中では三頭立ての馬車、あるいは馬そりを指します。雪原を三頭の馬が鈴の音を響かせながら疾走する情景が、この曲の大きな魅力となっています。
ただし、現在日本で歌われている明るく軽快な歌詞と、ロシア語による原曲の内容には違いがあります。原曲は、恋人を金持ちに奪われた若者の悲しみを歌ったものとされ、もともとは哀愁を帯びた内容でした。日本語訳詞では、雪の白樺並木、若者の歌、鈴の音など、ロシアの冬の風景と明るい旅情が中心に描かれています。
日本では1940年代後半、ソ連から帰還した日本人による音楽・舞踊団「カチューシャ」がロシア民謡を紹介したことをきっかけに、「トロイカ」も広く知られるようになりました。国立国会図書館の資料では、1949年(昭和24年)11月ごろから活動を始めた楽団カチューシャが「トロイカ」などを持ち帰り、各地で青年たちの愛唱歌となったことが紹介されています。
その後、「トロイカ」は日本の学校音楽や合唱などでも歌われるようになり、NHKの「みんなのうた」でも1961年12月の放送開始間もない時期に取り上げられました。
トロイカ
ロシア民謡 訳詞:楽団カチューシャ
トロイカ
1
雪の白樺並木
夕日が映える
走れトロイカ
ほがらかに 鈴の音高く
走れトロイカ
ほがらかに 鈴の音高く
2
響け若人の歌
高鳴れバイヤン
走れトロイカ
かろやかに 粉雪蹴って
走れトロイカ
かろやかに 粉雪蹴って
3
黒い瞳が待つよ
あの森越せば
走れトロイカ
今宵は 楽しい宴
走れトロイカ
今宵は 楽しい宴

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