1923年(大正12年)の「赤い鳥 」童謡 第七集に掲載されました。
当時のことですからラジオやテレビもなく、夜になった家の中でジッと吹雪の音を聞いていたのでしょう。一番は親の帰ってくるのを待っているのかな、と想像できますが2番は「何かが来るような気がします」となっています、それも待ちわびている何かです。
子どもと想像しながらのお話も楽しいでしょう。
吹雪の晩
吹雪の晩 作詞:北原 白秋/作曲:草川 信
1
吹雪の晩です 夜更けです
どこかで夜鴨が 鳴いてます
灯りもチラチラ 見えてます
私は見てます 待ってます
なんだかそわそわ 待たれます
家では時計も 鳴ってます
2
鈴です鳴ります 聞こえます
あれあれそりです もう来ます
いえいえ風です 吹雪です
それでも見てます 待ってます
何かが来るよな 気がします
遠くで夜鴨が 鳴いてます
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