東京行進曲

流行歌・民謡・古謡

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作詞:西條八十(さいじょう やそ)
作曲:中山晋平(なかやま しんぺい)
歌唱:佐藤千夜子(さとう ちやこ)
発表年:1929年(昭和4年)

「東京行進曲」は、1929年(昭和4年)に発表された、昭和初期を代表する流行歌です。菊池寛の小説を原作とした同名映画の主題歌として作られ、西條八十が作詞、中山晋平が作曲、佐藤千夜子が歌いました。映画とタイアップした日本最初期の本格的な映画主題歌としても知られています。

歌の中には「銀座の柳」や「ダンサー」「シネマ」など、当時の東京の街の風景や新しい都市文化を感じさせる言葉が登場します。特に銀座を中心としたモダンな生活や、都会を行き交う若者たちの姿が軽快なリズムで描かれ、昭和初期の「モボ・モガ」と呼ばれた新しい風俗を象徴する歌となりました。

西條八十の歌詞は、単なる東京の賛歌ではなく、急速に近代化していく大都会の華やかさや、そこに生きる人々の浮き立つような気分を、時代感覚豊かに表現しています。「昔恋しい銀座の柳」という印象的な歌い出しも、この曲を象徴する一節として広く親しまれました。

この「東京行進曲」は発売後大きなヒットとなり、昭和初期の東京を代表する歌として長く記憶されることになりました。 

 東京行進曲

作詞:西條 八十
作曲:中山 晋平
歌詞については著作権保護期間中のため掲載しません。

昔恋しい銀座の柳」と歌い出すこの曲ですが、銀座と柳の関係についてです。 

明治時代の銀座といえば、煉瓦街とガス灯、それに柳の街路樹でした。なぜ西洋風の煉瓦街に柳が街路樹として植えられたのでしょう。当初は日本を代表する桜や楓、松を植えたのですが、湿地の銀座には根付かず枯れてしまいます、そこで湿気に強い柳が植えられました。

その後も「銀座の柳」は、道路の拡張工事や区画整理、戦争時代の空襲など時代の流れに翻弄され消えてしまうこともありました。しかしその度に保存しようとの人々の力で二度、三度と復活してきたのです。

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