1941年(昭和16年)3月の文部省発行「うたのほん (下)」に掲載されました。
七夕(たなばた)について
日本の「たなばた」は、元来、中国での行事であった七夕が奈良時代に伝わり、元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれた、とされています。
たなばたさま
たなばたさま 作詞:権藤 花代
補詞:林 柳波
作曲:下総 皖一
歌詞については、著作権保護期間中のため掲載しません。
七夕の物語
七夕伝説は昔の中国で生まれた物語で、それが日本にも伝わったものです。
天空の神様「天帝」には、「織女(織り姫)」という娘がいました。織女は天の川のほとりで神様たちの着物を織る仕事を毎日熱心にしていました。
そんな織り姫をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(彦星)」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚しました。
結婚してからの二人は、その楽しさのあまりに織女は機織りをやめ、牽牛は牛の世話をしなくなり毎日遊んで暮らしていました。
これに怒った天帝は、二人を天の川を隔てて引き離したのです。しかし毎日嘆き悲しむ二人を見てかわいそうに思い、年に1度だけ、7月7日に会うことを許すのでした。
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