1911年(明治44年)の「尋常小学唱歌」に掲載された童謡です。
皆さんご存知の浦島太郎の、なんとも不思議な物語を歌にしたものです。誰でも子供の頃に耳にした、あるいは歌ったことがあると思います。桃太郎、金太郎と共に昔話の代表といえるでしょう。
浦島太郎
浦島太郎 作詞・作曲:不詳
1
昔々 浦島は
助けた亀に 連れられて
龍宮城へ 来てみれば
絵にもかけない 美しさ
2
乙姫様の 御馳走に
鯛やひらめの 舞踊
ただ珍しく おもしろく
月日のたつのも 夢の中
3
遊びにあきて 気がついて
お暇乞いも そこそこに
帰る途中の 楽しみは
土産に貰った 玉手箱
4
帰って見れば こは如何に
もといた家も 村もなく
路に行きあう 人々は
顔も知らない 者ばかり
5
心細さに ふたとれば
あけてくやしき 玉手箱
中からぱっと 白煙
たちまち太郎は おじいさん
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