「浦島太郎」の作者については、現在一般に歌われている歌について作詞者・作曲者ともに不詳とされることがあります。また、明治時代には文部省の唱歌教材などに浦島太郎を題材とした作品が掲載されており、同じ題名でも歌詞や曲が異なる場合があり注意が必要です。
歌の中では浜辺で亀を助けた浦島太郎がそのお礼として亀の背中に乗って海の中を進み、竜宮城へ招かれ、乙姫と楽しい時間を過ごした後、故郷へ戻るという物語を歌っています。物語の幻想的な世界を親しみやすい歌にしたことで、子どもたちにも広く知られる作品となりました。
一方、物語の最後には、浦島太郎が乙姫から渡された玉手箱を開け、たちまち白髪の老人になってしまうという、昔話ならではの教訓的な結末があります。
昔話の世界を美しい旋律と簡潔な歌詞で表現した「浦島太郎」は、日本の子どもたちに長く親しまれてきた、昔話を題材とする代表的な歌の一つです。
浦島太郎
浦島太郎 作詞・作曲:不詳
1
昔々 浦島は
助けた亀に 連れられて
龍宮城へ 来てみれば
絵にもかけない 美しさ
2
乙姫様の 御馳走に
鯛やひらめの 舞踊
ただ珍しく おもしろく
月日のたつのも 夢の中
3
遊びにあきて 気がついて
お暇乞いも そこそこに
帰る途中の 楽しみは
土産に貰った 玉手箱
4
帰って見れば こは如何に
もといた家も 村もなく
路に行きあう 人々は
顔も知らない 者ばかり
5
心細さに ふたとれば
あけてくやしき 玉手箱
中からぱっと 白煙
たちまち太郎は おじいさん

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