京都地方で歌われていた民謡で、フォークシンガーなどが歌うようになって一般に知られるようになりました。題名には「子守唄」と付いているが、実際は「守り子唄」となります。
子守歌と守り子歌
日本の民謡や童歌などで、「子守唄」とされる歌には、本来の子守唄(子供を寝かしつけるための歌)と、守り子唄(もりこうた)と呼ばれる唄とがあります。
守り子唄とは、子守りをする少女が、自分の不幸な境遇などを歌詞に織り込んで子供に唄って聴かせ、自らを慰めるために歌ったとされる歌で、「五木の子守歌」もそうです。
当時の少女たちは、家が貧しいために子守りなどの働きに出されることが多かったといいます。
(江戸時代から昭和初期頃まで)
竹田の子守歌
竹田の子守歌 (京都地方の子守歌)
1
守りも嫌がる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし
2
盆が来たとて 何うれしかろ
帷子は無し 帯は無し
3
此の子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 痩せるやら
4
早よも行きたや この在所越えて
向こうに見えるは 親の家
向こうに見えるは 親の家
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