「中国地方の子守唄」は、岡山県を中心とする中国地方に伝わる民謡・子守唄です。ゆったりとした素朴な旋律と、子どもをあやしながら歌うような穏やかな雰囲気が特徴で、日本の代表的な子守唄の一つとして親しまれています。
この歌は、もともと岡山県井原市周辺で歌われていた子守唄がもとになったとされ、昭和初期に音楽家の山田耕筰によって採譜・編曲され、広く知られるようになりました。歌詞には、子守をする人の生活や、故郷の情景を思わせる素朴な言葉が登場し、昔の農村の暮らしを感じさせます。
静かに揺れるような旋律には、子どもを眠らせる優しさだけでなく、子守をする人の寂しさや生活の苦労もにじんでいます。そのため、単なる幼児向けの歌というだけではなく、昔の日本の暮らしや人々の心情を伝える民謡としても価値のある作品です。
我が子を思う親の気持ちとメロディーの美しさで日本を代表する子守唄となっていますが、そのメロディーは歌い継がれてきたそのままに近いものだそうです。
中国地方の子守唄
中国地方の子守唄 岡山県民謡 (採譜・編曲:山田耕筰)
ねんねこ しゃっしゃりませ
寝た子の 可愛さ
起きて 泣く子の
ねんころろ 面憎さ
ねんころろん ねんころろん
ねんねこ しゃっしゃりませ
きょうは 二十五日さ
あすは この子の
ねんころろ 宮詣り
ねんころろん ねんころろん
宮へ 詣った時
なんと言うて 拝むさ
一生 この子の
ねんころろ まめなように
ねんころろん ねんころろん

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