「もういくつ寝ると お正月……」という親しみやすい歌い出しで知られる童謡「お正月」は、日本の新年を象徴する歌の一つです。子どもがお正月を心待ちにする気持ちを、素朴で明るい言葉で歌っています。
作詞は東くめ、作曲は滝廉太郎です。明治時代の1900年(明治33年)に発表されました。
歌詞には、凧(たこ)を上げたり、独楽(こま)を回したり、年始の挨拶をしたりと、昔ながらのお正月の風景が描かれています。「もういくつ寝ると」という表現には、子どもが指折り数えながら新年を待つ、わくわくした気持ちが込められています。
この歌が作られた明治時代には、現在のようにテレビやゲームなどはありませんでした。そのため、お正月は子どもたちにとって、凧揚げや独楽回しなどを楽しめる特別な時期でした。「お正月」は、そうした当時の子どもたちの楽しみを歌にした作品でもあります。
作曲者の滝廉太郎は、「荒城の月」や「花」などで知られる日本を代表する作曲家です。一方、作詞者の東くめは、幼児や子どもが親しみやすい歌を数多く手がけた人物として知られています。
「お正月」は、100年以上の時を経た現在でも歌い継がれています。歌の中に描かれた凧や独楽などの遊びは、現代の子どもたちには少し懐かしく感じられるものかもしれません。しかし、新しい年を楽しみに待つ子どもの気持ちは、今も昔も変わりません。日本のお正月の情景と、子どもたちの素直な喜びを伝える、親しみ深い童謡です。
お正月
作詞:東 くめ 作曲:滝 廉太郎
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作詞の「東 くめ」について
1877年6月30日生まれ~1969年3月5日没
和歌山県に生まれ、1896年に東京音楽学校を卒業し、同年に東京府立高等女学校の音楽教諭となり、8年間務めました。
教育学者だった夫の提案で童謡の作詞を始め、2年後輩の「瀧 廉太郎」と一緒に「お正月」「鳩ぽっぽ」「雪やこんこん」などの歌を作り、日本では初めて口語による童謡を作詞した、とされています。
1959年の東京藝術大学創立80周年記念式典で音楽教育功労者表彰を受けており、90歳まで現役のピアノ教師をしていた、ということです。
(参考資料:Wikipedia)

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