卒業生を送る歌(文部省唱歌)

童謡・唱歌

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作詞:文部省唱歌(作者不詳)
作曲:文部省唱歌(作者不詳)
発表:1913年(大正2年)
掲載:『尋常小学唱歌 第五学年用』

「卒業生を送る歌」は、1913年(大正2年)に文部省が編纂した『尋常小学唱歌 第五学年用』に収録された文部省唱歌です。作詞者・作曲者の個人名は記載されておらず、作者は不詳とされています。

この歌は、在校生から卒業していく上級生へ、これまで親しく過ごしてきたことへの感謝と、卒業を祝う気持ちを伝える内容になっています。歌の冒頭では、長い年月をともに学び、兄や姉のように慕ってきた上級生をたたえ、その努力が実を結んだ卒業の日を喜びます。

続いて、卒業生の顔にあふれる「希望」を頼もしく見つめ、在校生もやがて卒業生の歩んだ道を追っていくことを歌います。そして最後には、先輩たちがこれから進む道のよき道しるべとなり、後輩を正しい方向へ導いてほしいという願いが込められています。

現在の卒業式で歌われる送別の歌とは少し趣が異なり、先輩を敬い、その門出を祝福するとともに、後輩へと学びの道が受け継がれていくという、当時の学校教育らしい価値観が表れています。

卒業生を送る歌


卒業生を送る歌  文部省唱歌

1 
あまたの年月 兄としむつび
姉とし慕いし 上級生よ
日頃のつとめ かい見えて
栄ある今日の よろこびや

2 
我等に先だち 学びを卒えて
今日しも出立つ 卒業生よ
君等の面に あふれたる
希望の色の たのもしや

3 
我等もやがては 学びを卒えて
君等が行く道 後より追わん
ゆくての道の しるべして
正しきかたに 導けや

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