早春賦

童謡・唱歌

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1913年(大正2年)に発表された唱歌で、2007年には文化庁の日本の歌百選にも選ばれています。        

 早春賦


うた
                       

      
演奏      

 
早春賦  作詞: 吉丸 一昌/作曲: 中田 章

1 
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

2 
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空
今日もきのうも 雪の空

3 
春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

2番の「角(つの)ぐむ」 とは 草木の芽が角のように出はじめことで、特に葦(あし)・荻(おぎ)・薄(すすき)・真菰(まこも)などに使う言葉です。

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