「赤い靴」は、野口雨情作詞・本居長世作曲による日本の代表的な童謡です。発表年については資料によって1921年(大正10年)と1922年(大正11年)の両説があります。「小学女生」大正10年12月号に掲載されたことから、初出を1921年とする資料がある一方、一般的な作品情報では1922年発表とされることが多いようです。(参考資料:コトバンク)
歌は、「赤い靴をはいた女の子」が外国人に連れられて横浜の埠頭から船で外国へ行った、という情景を描いています。異国へ旅立った少女を思い、「今では青い目になって、異人さんのお国にいるのだろう」と想像するところに、別れの寂しさや少女への深い思いやりが込められています。
本居長世による哀愁を帯びた旋律も、歌詞の持つ物悲しい情感をいっそう引き立てています。
歌詞のモデルについては、静岡出身の「岩崎きみ」という少女の実話がもとになったとされますが、実際の出来事と歌詞の内容には違いがあり、物語をそのまま史実とすることはできないようです。
横浜との結びつきも深く、現在では「赤い靴」は横浜を象徴する童謡の一つとして親しまれており、横浜・山下公園には二番の歌詞のイメージから造られた「赤い靴はいてた女の子像」があり、2007年には「日本の歌百選」にも選ばれました。
赤い靴
うた
演奏
赤い靴 作詞:野口 雨情/作曲:本居 長世
1
赤い靴 はいてた 女の子
異人さんに つれられて 行っちゃった
2
横浜の 埠頭から 船に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
3
今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
4
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢うたび 考える

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