1917年(大正6年)に、芸術座「生ける屍」の劇中歌として発表されました。
さすらいの唄
さすらいの唄
作詞:北原 白秋/作曲:中山 晋平
1
行こか戻ろか 北極光の下を
ロシアは北国 はて知らず
西は夕焼 東は夜明け
鐘が鳴ります 中空に
2
泣くにゃ明るし 急げば暗し
遠いあかりも チラチラと
とまれ幌馬車 やすめよ黒馬よ
明日の旅路が ないじゃなし
3
燃ゆる思いを 荒野にさらし
馬は氷の 上を踏む
人はつめたし わが身はいとし
町の酒場は まだ遠し
4
わたしゃ水草 風吹くままに
ながれながれて はてしらず
昼は旅して 夜は夜で踊り
末はいずくで 果てるやら
作曲者の「中山晋平」について
長野県出身 1887年(明治20年) ~ 1952年(昭和27年)65歳没
中山晋平記念館のサイトによると、「中山晋平がその生涯で作曲した作品は、童謡823曲、新民謡287曲、流行歌468曲、その他学校の校歌・社歌等217曲あり、現在判明しているだけで1795曲の作品がある」そうです。
私の母校の小学校校歌も中山晋平による作曲でした、きっと皆さまの中にも彼によって作曲された校歌を歌ってこられた方も多いのではないでしょうか。
代表作・童謡
黄金虫・てるてる坊主・砂山・肩たたき・シャボン玉・背くらべ・あの町この町・兎のダンス・雨降りお月・證誠寺の狸囃子・毬と殿様 等
流行歌
カチューシャの唄・ゴンドラの唄・船頭小唄・波浮の港・出船の港・東京行進曲 等
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