この「旅泊」は1889年(明治22年)の明治唱歌(三)で発表されました。イギリスの曲に「大和田建樹」が歌詞をつけたもので、船旅の心細い気持や夜が明けた時のほっとする気持がよく出ている歌詞となっています。
このメロディーは1947年の音楽教科書「五年生の音楽」に掲載された、勝 承夫の歌詞による「灯台守」としてもよく知られています。また同じメロディーで佐佐木信綱による「釣船」もあります。
旅 泊(燈台守)
旅 泊 作詞:大和田 建樹/イギリス民謡
1
磯の火細りて 更くる夜半に
岩うつ波音 ひとり高し
かかれる友舟(ともぶね) ひとは寝たり
たれにか語らん 旅の心
2
月影かくれて からす啼きぬ
年なす長夜も 明けに近し
起きよや舟人 遠方(おち)の山に
横雲なびきて 今日ものどか
「勝 承夫」作詞の「灯台守」は著作権保護期間中につき掲載しません。
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