作詞・作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク(Henry Clay Work)
原曲発表年:1876年(明治9年)
原題:My Grandfather's Clock(Grandfather's Clock)
日本語訳詞:保富康午

「大きな古時計」は、アメリカの作詞・作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが1876年に発表した「My Grandfather's Clock」を原曲とする歌です。ワークは「ジョージア行進曲」などでも知られる19世紀アメリカを代表するソングライターの一人です。

歌は、祖父の誕生の日に買われ、祖父とともに90年間時を刻み続けた大きな時計を題材にしています。祖父の人生の喜びや悲しみを見守ってきた時計が、祖父が亡くなったときに突然止まってしまうという物語で、時計を通して家族の歴史や人の一生を描いた、温かさと哀しみを感じさせる作品です。

日本では1940年に「お祖父さんの時計」という題名でも紹介されましたが、現在広く知られているのは、1962年にNHKの「みんなのうた」で放送された保富康午の日本語訳詞による「大きな古時計」です。これをきっかけに、日本でも世代を超えて歌われるようになりました。

その後、2002年には平井堅がカバーして大きな話題となり、改めて多くの人にこの名曲が知られることになりました。

長い年月を刻む古時計を、家族の思い出や人生の象徴として描いた「大きな古時計」。ゆったりとした親しみやすい旋律と、時の流れを感じさせる歌詞が心に残る、今なお愛され続けている名曲です。

大きな古時計

作詞・作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク
保富康午の日本語訳詞については、著作権保護期間中のために掲載しません。

私の子供の頃の家には、大きな柱時計がありました。もちろんゼンマイ仕掛けで、定期的にゼンマイを巻かなくてはなりません。文字盤の中の左右に二箇所の丸い穴があり、そこに蝶が羽を広げたような形の器具を差し込んでそれを回してゼンマイを巻いていきます。一方は時計の針を動かし、もう一方は時報の鐘を鳴らすゼンマイだったと思います。

踏み台に乗って巻くのですが、それでも腕を少し伸ばさなくては届きません。腕が痛くなって、何回も休みながら巻いた記憶がよみがえってきました。でも重く響くいい音でしたよ。

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