作詞:文部省唱歌(作者不詳)
作曲:文部省唱歌(作者不詳)
発表年:1911年(明治44年)
「犬」は、明治44年(1911年)に発行された『尋常小学唱歌 第一学年用』に掲載された文部省唱歌です。作者については、作詞・作曲ともに個人名は明らかにされておらず、「文部省唱歌」とされています。
歌詞には、外へ出るとついてきたり、家に帰ると尾を振って喜んだりする「ぽち」という犬が登場します。子どもと犬との親しいふれあいを、わかりやすく素朴な言葉で描いた作品です。
「ぽちはほんとにかわいいな」という繰り返しが印象的で、犬をかわいがる子どもの素直な気持ちが伝わってきます。また、当時の唱歌としては珍しく、日常の話し言葉に近い表現が用いられている点も特徴です。
明治時代の小学校では、唱歌を通して子どもたちに音楽だけでなく、身近な生活や自然への親しみを感じさせることも重視されました。「犬」は、そんな教育の中で生まれた、短く親しみやすい生活唱歌の一つといえるでしょう。
犬(文部省唱歌)
犬 文部省唱歌
1
外へ出る時とんで来て
追っても追っても附いて来る
ぽちはほんとにかわいいな
2
家へ帰ると尾を振って
袂に縋って嬉しがる
ぽちはほんとにかわいいな

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