「愛のロマンス」というよりは、「禁じられた遊び」の題名のほうが分かりやすいかもしれません。映画のテーマ曲として一躍有名になるとともに、その演奏者の「ナルシソ・イエペス」も世界的に有名なギタリストになりました。
この愛のロマンスという曲の起源はスペイン民謡とされることもあるようですが、真実はそうではないようです。原曲はスペインの著名なギタリスト「アントニオ・ルビーラ」の、ギターのための練習曲「エチュード」とされています。(1913年出版)
愛のロマンス(禁じられた遊び)
作曲 アントニオ・ルビーラ
この「愛のロマンス」は1941年公開のアメリカ映画「血と砂」の中でスペインの人気ギタリストだった「ビセンテ・ゴメス」が演奏していますが、彼はこの曲を映画出演の前年に「愛のロマンス」と題して出版しています。それでこの曲は「愛のロマンス」とも呼ばれるようになりました。
参考資料:NHK ららら クラシック
この曲に歌詞を付けた作品が多くあります、ここでは野上彰の「ふたりの子ども」を掲載します。
ふたりの子供
ふたりの子供(禁じられた遊び) 訳詞:野上 彰
1
白い山羊を 連れた子ども
赤いショール 巻いた子ども
二人きりで 森の花を
摘みに行きます
2
忘れな草 集めようと
川のそばに おりて行くと
水の中に 雲が白く
浮いていました
3
月がもやの 中にのぼる
子どもたちは 肩をならべ
楽しそうな 影が二つ
消えて行きます
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