近江八景

童謡・唱歌

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1896年(明治29年)「新編教育唱歌集(七)」に掲載されました。

歌詞の内容は、琵琶湖南西岸の「近江八景」を紹介したもので、同名の文部省唱歌もあります。
 (近江八景 文部省唱歌

 近江八景



近江八景   作詞・作曲者不詳

1 
三井寺の鐘の音
澄み渡る夕暮れ
初雁も堅田に
声たてて落ち来ぬ
ひとり立てる 唐崎の老松
雨か波か 淋しげに響くは

2 
今もなお身にしむ
粟津野の秋風
いずかたぞ昔の
兼平の石碑
瀬田の夕日 とこしえに淋しく
比良の暮雪 いつ見ても美くし

3 
月の影さやかに
澄み昇る石山
千代かけて忍ぶは
紫のその筆
山田 矢走 見え渡る名どころ
さして帰る 舟の帆も三つ四つ

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