「人形」は、1911年(明治44年)5月に文部省が刊行した『尋常小学唱歌 第一学年用』に掲載された文部省唱歌です。作詞者・作曲者はいずれも明らかになっておらず、「文部省唱歌」とされています。
歌は「わたしの人形は よい人形」という親しみやすい言葉で始まり、目がぱっちりとして色白で、小さな口もとが愛らしい人形の姿を描いています。続く二番では、歌をうたうと眠り、ひとりで置いても泣かないという、人形をまるで生きた子どものように表現しています。
短い歌詞の中に、子どもが大切にしている人形への愛着が素直に表現されているのが、この歌の魅力です。明治時代の子どもたちの暮らしや、当時の人形遊びの一端をうかがうことのできる唱歌でもあります。
人 形
人 形 作詞・作曲:不詳
1
わたしの人形は よい人形
目はぱっちりと いろじろで
小さい口もと 愛らしい
わたしの人形は よい人形
2
わたしの人形は よい人形
うたをうたえば ねんねして
ひとりでおいても 泣きません
わたしの人形は よい人形

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