日光山(文部省唱歌)

童謡・唱歌

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作詞:不詳
作曲:不詳
発表:1913年(大正2年)
収録:『尋常小学唱歌 第五学年用』
文部省唱歌 

「日光山」は、1913年(大正2年)に発表された文部省唱歌です。同年5月28日に刊行された『尋常小学唱歌 第五学年用』に収録されました。作詞者・作曲者はいずれも不詳とされています。

題名の「日光山」は、現在の栃木県日光市にそびえる山々と、古くから山岳信仰の中心として栄えてきた日光の地を指しています。日光は、男体山をはじめとする山々、二荒山神社、日光東照宮、輪王寺などで知られ、古くから多くの人々が訪れる名勝・霊場でした。

この唱歌では、日光の雄大な自然や歴史的な雰囲気を背景に、山の美しさや荘厳さを感じさせる内容が歌われています。単に自然の景色を描くだけではなく、長い歴史をもつ日光の地に対する敬意や、そこを訪れることへの憧れを感じさせる歌でもあります。

「日光山」が収録された『尋常小学唱歌 第五学年用』には、「海」「冬景色」「大塔宮」「卒業生を送る歌」など、さまざまな題材の唱歌が収められていました。

作者名を個人名ではなく「文部省唱歌」として扱うことができるのも、この時代の唱歌の特徴です。現在確認できる資料でも、「日光山」の作詞・作曲者は不詳とされています。

日光山


日光山  文部省唱歌


二荒の山下(やまもと) 木深き所
大谷(だいや)の奔流 岩打つ邊(ほとり)
金銀珠玉(しゅぎょく)を 鏤(ちりば)めなして
終日(ひねもす)見れども 厭(あ)かざる宮居(みやい)


浮彫毛彫(うきぼりけぼり)の 柱に桁に
振るいし鑿(のみ)の技(て) 巧をきわめ
丹青まばゆき 格天井(ごうてんじょう)に
心をこめたる 絵筆ぞ匂う


美術の光の 輝く此の地
山みな緑に 水また清く
楽園日本の 妙(たえ)なる花と
外国人(とつくにびと)さえ めづるも宜(うべ)ぞ

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