1913年(大正2年) 発行の「尋常小学唱歌 第五学年用」に掲載されました。
日光東照宮などの彫刻や建築技術の素晴らしさと共に、その自然の美しさを歌った文部省唱歌です。
日光山
日光山 文部省唱歌
1
二荒の山下(やまもと) 木深き所
大谷(だいや)の奔流 岩打つ邊(ほとり)
金銀珠玉(しゅぎょく)を 鏤(ちりば)めなして
終日(ひねもす)見れども 厭(あ)かざる宮居(みやい)
2
浮彫毛彫(うきぼりけぼり)の 柱に桁に
振るいし鑿(のみ)の技(て) 巧をきわめ
丹青まばゆき 格天井(ごうてんじょう)に
心をこめたる 絵筆ぞ匂う
3
美術の光の 輝く此の地
山みな緑に 水また清く
楽園日本の 妙(たえ)なる花と
外国人(とつくにびと)さえ めづるも宜(うべ)ぞ
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