作詞:野口雨情
作曲:本居長世
発表:1927年(昭和2年)
「泣く子」は、童謡詩人・野口雨情の詞に、童謡作曲家として知られる本居長世が曲をつけた作品です。1927年(昭和2年)5月、雑誌『金の星』に発表されました。
歌詞には、石の地蔵さんと一つ目小僧が登場し、泣いたりすねたりする子どもを、昔話や民間伝承の世界へとユーモラスに結びつけています。単なる子守歌や慰めの歌ではなく、少し怖さを感じさせる「地蔵さん」や「一つ目小僧」を登場させることで、子どもの想像力を刺激するような楽しい童謡に仕上げられています。野口雨情自身も、この歌について、子どもたちの中にすねて泣いている子がいたら歌ってみてほしい、という趣旨の附記を残しています。
本居長世は、野口雨情と組んで「七つの子」「赤い靴」「青い眼の人形」など数多くの童謡を生み出した作曲家です。「泣く子」も、二人の協力によって生まれた作品の一つで、雨情独特の素朴で幻想的な童謡世界を味わうことができます。
泣く子
泣く子 作詞:野口雨情/作曲:本居長世
石の地蔵さんは子供がお好き
泣く子は地藏さんにつれて行きな
すねて泣く子は地藏さんもきらい
ひとつ目小僧さんにつけてやりな
ひとつ目小僧さんは泣く子がお好き
すねて泣く子が尚お好き

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