麦まき(文部省唱歌)

童謡・唱歌

t f B! P L
作詞:不詳(文部省唱歌)
作曲:下総皖一(しもうさ・かんいち)
発表:昭和7年(1932年)
掲載:『新訂尋常小学唱歌(第三学年用)』

「麦まき」は、昭和7年(1932年)に発行された『新訂尋常小学唱歌(第三学年用)』に掲載された文部省唱歌です。作詞者は不詳、作曲者は「下総皖一」です。

歌詞には、楢や櫟の葉が黄色く色づき、北風が吹く晩秋の田園風景が描かれています。その中で、親子が朝から畑に出て、土を踏みながら麦の種をまく農作業に励む様子が歌われます。仕事を終えた親子が夕焼けの空を見上げ、「明日も天気か」と思う場面には、農村の日々の暮らしと素朴な喜びが感じられます。

「麦まき」は、自然の季節感と農作業を結びつけた作品で、当時の子どもたちに身近な農村の生活を伝える唱歌でもありました。特定の個人による詩ではなく文部省唱歌として扱われているため、作詞者については不詳とされています。

麦まき(文部省唱歌)

麦まき  作詞:作曲/不詳:下総皖一

1   
ならやくぬぎの 葉は黄にそまり
広いたんぼに 北風あれる
風に吹かれて なま土ふんで
今日も朝から せい出すおや子

2  
おやは返して 子はくれうって
広いたんぼの 麦まきすます
やっとすんだと 見上げる空に
あすも天気か 夕日が赤い

QooQ