作詞:藤森秀夫(ふじもり ひでお)
作曲:本居長世(もとおり ながよ)
発表:1921年(大正10年)
「めえめえ児山羊」は、藤森秀夫の詩に本居長世が曲をつけた、大正期を代表する童謡の一つです。1921年(大正10年)4月、児童雑誌『童話』4月号に発表されました。
藤森秀夫は1894年(明治27年)に長野県豊科に生まれたドイツ文学者・詩人・教育者で、「めえめえ児山羊」の作詞者として知られています。
歌は、山羊の「めえめえ」という鳴き声から始まり、牧場で遊ぶ子山羊の愛らしい姿を生き生きと描いています。素朴で親しみやすい言葉と、本居長世による軽やかで明るい旋律がよく調和し、子どもの目線から動物の姿を描いた楽しい童謡となっています。
なお、発表当時の雑誌の目次では「めえめえ小山羊」と表記され、掲載された詩では「めえめえ児山羊」となっていました。 また、この作品にはドイツのわらべうたが着想の一つになったとの指摘もあります。
現在も、童謡・唱歌の懐かしい作品として歌い継がれており、長野県安曇野市には「めえめえ児山羊」の歌碑も建立されています。
めえめえ児山羊
めえめえ児山羊
作詞:藤森 秀夫/作曲:本居 長世
めえめえ 森の児山羊 森の児山羊
児山羊走れば 小石にあたる
あたりゃ あんよが あー痛い
そこで児山羊は めえと鳴く
めえめえ 森の児山羊 森の児山羊
児山羊走れば 株こにあたる
あたりゃ頭(あんま)が あー痛い
そこで児山羊は めえと鳴く
藪(やぶ)こあたれば 腹こがちくり
朽木(とっこ)あたれば 頸(くび)こが折れる
折れりゃ児山羊は めえと鳴く

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