「ロンドンデリーの歌」は、アイルランド民謡で、北アイルランドでは事実上の国歌としての扱いを受けているそうです。そのメロディーの美しさから、これまでに多くの歌詞がつけられており、中でも「Danny Boy(ダニーボーイ)」は世界的に知られ、多くのミュージシャンによって歌われています。
この歌は、「Londonderry Air」にイングランドの弁護士だったフレデリック・ウェザリーが1913年に歌詞を付けたものです。(もとは別の曲のために作った歌詞だったが、この曲に合うように修正して1913年に発表しました)
ロンドンデリーの歌
ロンドンデリーの歌(ダニーボーイ)
訳詞:野上 彰
アイルランド民謡
1
さえずる雲雀の声に ふたたび春はめぐる
月日を重ねてあつく 胸にあふれる涙よ
いとしく育みし我が子 ひととき帰りこよ
せめては幻となりて なつかしの母の夢に
2
りんごの花びらは春の 盛りを白く開く
その花摘みし我が子の 幼き面影いずこよ
黄泉路(よみじ)をつかさどる神よ ひととき返し給え
いくとせ嘆き深まる 悲しき母の胸に
日本語訳詞は他にも近藤玲二、津川主一などもありますが、二人については著作権保護期間中のために掲載しません。
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