湖畔の乙女

流行歌・民謡・古謡

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作詞:西條八十(さいじょう やそ)
作曲:早乙女光(さおとめ ひかる)
歌:菊池章子
発表年:1942年(昭和17年)

「湖畔の乙女」は、松竹映画『湖畔の別れ』の主題歌として発表された歌謡曲です。西條八十が作詞、早乙女光が作曲を担当し、菊池章子の歌唱によって知られるようになりました。

歌詞は、山あいの静かな湖を舞台に、故郷を遠く離れた乙女の思いを描いています。湖や星、すみれ、野花、小鳥の歌など、自然を表す美しい言葉が多く使われ、懐かしい故郷への思慕と、遠く離れて暮らす寂しさが叙情的に表現されています。

特に、故郷の湖や村、そこへ続く道を思い浮かべながら、「いつの日ぞ」と帰郷の日を待ち望む心情が、この曲の大きな魅力です。西條八十らしい繊細で詩的な表現と、早乙女光による抒情的な旋律が組み合わさり、戦時下の歌謡曲でありながら、故郷を思う普遍的な情感を感じさせる作品となっています。

「湖畔の乙女」は、昭和前期の映画主題歌・流行歌の一つとして、当時の音楽文化を知るうえでも興味深い作品です。昭和館デジタルアーカイブにも、菊池章子が歌う日本コロムビアのSPレコードが記録されています。

湖畔の乙女

作詞:西條 八十
作曲:早乙女 光
歌詞については著作権保護期間中のため掲載しません。

作曲者の「早乙女 光」について
「早乙女 光」 は映画音楽の作曲者でしたが、1944年に満州で戦死されています。代表作品は他に「古き花園(二葉あき子)」「荒野の夜風(ミスコロンビア、二葉あき子)」などがあります。

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