作詞:野口雨情(のぐち うじょう)
作曲:中山晋平(なかやま しんぺい)
「黄金虫(こがねむし)」は、野口雨情が作詞し、中山晋平が作曲した日本の代表的な童謡の一つです。1922年(大正11年)7月、児童雑誌『金の塔』に発表されました。
歌詞では、「黄金虫は金持ちだ」と歌い、黄金虫が立派な金蔵を建て、飴屋で水飴を買って子どもになめさせるという、子どもらしい空想の世界が描かれています。黄金色に輝く虫を「金持ち」に結びつけた発想がたいへんユーモラスで、短い言葉の中に豊かな想像力が感じられます。
野口雨情は、子どもの目線に立った親しみやすい言葉で、自然や身近な生活を詩情豊かに描いた童謡詩人です。一方、作曲の中山晋平は、覚えやすく口ずさみやすい旋律を数多く生み出し、近代日本の童謡の発展に大きな役割を果たしました。
野口雨情と中山晋平の名コンビによる、明るく親しみやすい童謡として今日まで歌い継がれています。
黄金虫(こがねむし)
黄金虫
作詞:野口 雨情/作曲:中山 晋平
1
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
飴屋で水飴 買って来た
2
黄金虫は 金持ちだ
金蔵建てた 蔵建てた
子供に水飴 なめさせた
水飴は当時としては高級品だったのでしょう。大人が舐めるために買って来たものを子供にも分け与えたのか、それとも子供のおやつに買って来たのか、どうなんでしょう。
「歌は世につれ、世は歌につれ」などと言うように、歌にはその時代を現している事が多いです。童謡なども、歌詞の内容を吟味しながら楽しみたいと思います。

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