霞か雲か

童謡・唱歌

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1883年(明治16年)「小学唱歌集(二)」に掲載されました。

ドイツの童謡「小鳥たちがやって来た」に、加部巌夫が日本語の歌詞を付けた唱歌です。

第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)、歌詞を大幅に改作した勝承夫の作詞で小学校四年生の音楽教科書にも掲載されています。

霞か雲か


霞か雲か  
ドイツ民謡  作詞:加部巌夫

1   
かすみか雲か はた雪か
とばかり匂う その花ざかり
百鳥(ももどり)さえも 歌うなり

2   
かすみは花を へだつれど
隔てぬ友と 来て見るばかり
うれしき事は 世にもなし

3   
かすみてそれと 見えねども
なく鶯(うぐいす)に さそわれつつも
いつしか来ぬる 花のかげ

はた雪か ⇒ または雪か
とばかり ⇒ 少しの間
百鳥(ももどり) ⇒ たくさんの鳥

「勝 承夫」訳詞は著作保護期間中のため掲載しません。大和田建樹も同じ曲で、「小鳥の歌」と題した歌を発表しています。

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