作詞:乙骨三郎
作曲:不詳
発表年:1911年(明治44年)
「ひばり」は、1911年(明治44年)に発表された文部省唱歌です。春の空高く舞い上がりながら、美しい声でさえずるひばりの姿を題材にしています。
歌詞では、「ぴいぴいぴい」と鳴きながらどこまでも高く上っていくひばりを見上げ、やがて声だけが聞こえて姿が見えなくなる様子が描かれています。そして、さえずりをやめたひばりが、青い麦の中へ降りたのだろうかと想像する場面へと続きます。
作詞者の乙骨三郎は、東京音楽学校教授などを務め、唱歌教育にも携わった人物です。「日の丸の旗」「浦島太郎」「池の鯉」などの唱歌の作詞者としても知られています。
「ひばり」は、春の田園風景を背景に、空高く舞うひばりの姿と鳴き声を生き生きと表現した歌です。空の青さ、麦畑の緑、そして遠くから聞こえるひばりの声が印象的で、明治期の唱歌らしい、自然を題材とした素朴で情緒豊かな作品となっています。
ひばり
ひ ば り 文部省唱歌
1
ぴいぴいぴいと さえずるひばり
さえずりながら どこまであがる
高い高い 雲の上か
声は聞こえて 見えないひばり
2
ぴいぴいぴいと さえずるひばり
さえずりやんで どこらへ落ちた
青い青い 麦の中か
すがたかくれて 見えないひばり

0 件のコメント:
コメントを投稿