「あんたがたどこさ」は、全国で広く歌われてきた日本の代表的な手まり歌(わらべうた)で、作者や正確な成立年代は分かっておらず、一般には江戸時代末期から明治初期ごろに生まれたとする説があります。
歌詞は、「あんたがたどこさ」「肥後さ」「肥後どこさ」「熊本さ」と、問いと答えを繰り返しながら進みます。最後には「せんば山」の狸が登場し、猟師に撃たれ、煮たり焼いたりして食べられ、木の葉で隠されるという、ユーモラスで少し不思議な内容になっています。
歌に登場する「肥後」「熊本」「せんば」は、現在の熊本市の船場(せんば)を指すとする説が有力ですが、一方で埼玉県川越市の仙波山周辺が発祥地だとする説もあり、発祥地については現在も諸説あります。
「あんたがたどこさ」は、特定の作者が作った童謡ではなく、子どもたちの遊びの中で歌い継がれ、各地に伝承されてきた伝承童謡です。そのため、地域によって「狸」「狐」など歌詞に違いが見られるようです。
あんたがたどこさ
あんたがたどこさ
あんたがたどこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ
せんば山には 狸がおってさ
それを猟師が 鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを木の葉で ちょいとかぶせ

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