からす(島木赤彦)

童謡・唱歌

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作詞:島木赤彦(しまき あかひこ)
作曲:本居長世(もとおり ながよ)
作詩・作曲:1922年(大正11年)
発表:1922年(大正11年)10月

「からす」は、歌人として知られる島木赤彦が作詞し、童謡作曲家の本居長世が作曲した童謡です。1922年(大正11年)8月に作られ、同年10月に雑誌『童話』第3巻第10号に発表されたとされています。

歌詞は、「行こうか 帰ろうか」と夕暮れの空を飛ぶ烏(からす)の姿を描いたものです。夕焼けに染まる空、遠くに見える山々、そして「お家が遠い」と歌う子どもの姿が重なり、どこか寂しく、郷愁を感じさせる情景が印象的です。

作詞者の島木 赤彦(1876~ 1926)は、明治・大正時代の歌人で本名は久保田俊彦。長野県の現在の諏訪市に藩士の子として生まれる。 長野県尋常師範学校(現信州大学教育学部)を卒業後は教職をしながら短歌や詞を作った。、自然や日常の風景を飾らない言葉で表現する歌人でした。

童謡においてもその作風が生かされ、「からす」では、夕暮れの山里を飛ぶ烏を通して、家へ帰ろうとする子どもの心情が静かに描かれています。赤彦の童謡は「質素純白な童謡」を理想としており、この作品にも素朴で写実的な味わいがあります。

本居長世の曲は、日本的な旋律の味わいを生かしており、夕暮れの静けさや故郷を思わせる歌詞によく合っています。本居長世は、西洋音楽を学びながら日本の伝統的な音楽の要素も取り入れ、数多くの童謡を残した作曲家です。島木赤彦の「からす」も、そうした本居長世の童謡作品の一つとして知られています。

からす


からす  作詞:島木赤彦/作曲:本居長世           

行こか帰ろか
お山のからす
空は夕焼け
日はもう 暮れる

子ども可愛や
空ゆくからす
山はいく山
お家が遠い 

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