星の界(ほしのよ)

童謡・唱歌

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「星の界(ほしのよ)」は、夜空に輝く星々を見上げながら、遠い世界への憧れや、静かな祈りを感じさせる美しい唱歌です。

この曲は、アメリカの作曲家チャールズ・クロザット・コンヴァースが作曲した讃美歌「いつくしみ深き」を原曲としています。日本では明治時代に紹介され、文部省唱歌として広く親しまれるようになりました。日本語の歌詞は、夜空の星を眺める情景を中心に描き、原曲とは異なる、日本独自の詩情を持っています。

「星の界」という題名の「界(よ)」は、星々が広がる遥かな世界を意味します。静かな夜空を仰ぎ、きらめく星を眺める中で、人間の小ささや自然の雄大さを感じるとともに、未知の世界への憧れが込められています。

旋律はゆったりとしていて穏やかであり、夜の静けさを思わせます。一方で、どこか寂しさや郷愁も感じられ、聴く人の心に深く残る曲です。現在でも学校唱歌や合唱などで歌われ、明治・大正期から続く日本の唱歌文化を代表する一曲の一つとなっています。

夜空を見上げるという身近な情景から、広大な宇宙への想像を膨らませる「星の界」は、静かな美しさと深い余韻を持った唱歌です。

 星の界


うた
                                 


演奏
 
星の界(ほしのよ)  
作詞: 杉谷 代水
作曲: チャールズ・コンヴァース

1 
月なきみ空に きらめく光
嗚呼その星影 希望のすがた
人智は果てなし 無窮の遠に
いざその星影 きわめも行かん

2 
雲なきみ空に 横とう光
嗚呼洋々たる 銀河の流れ
仰ぎて眺むる 万里のあなた
いざ棹させよや 窮理の船に

嗚呼 ⇒ 物事に深く感じたり、驚いたりした気持ちを表す言葉
人智 ⇒ 人間の知恵
無窮 ⇒ 果てしないこと、無限、永遠など
窮理 ⇒ 物事の道理や法則を明らかにすること

前述のように原曲は讃美歌の「慈しみ深き友なるイエスは」です。1910年(明治43年)に「杉谷 代水」による歌詞で、文部省唱歌「星の界」として発表されました。賛美歌ということで大変に美しいメロディーです。 

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