1914年(大正3年)「尋常小学唱歌(六)」に掲載されました。
蓮 池(はすいけ)
蓮池(はすいけ) 文部省唱歌
1
丸葉 巻葉を そよがせて
朝風わたる 池の面
立つやさざなみ 浮葉を越えて
まろびまろぶ 露の玉
ああ 涼し涼し あけぼの
2
池のほとりに たたずめば
花の香 おそう 袖袂
空は月しろ ほのかに見えて
水に白し 花蓮
ああ 涼し涼し ゆうぐれ
文部省唱歌とは
文部省唱歌とは、明治から昭和にかけて文部省が編纂した尋常小学校、高等小学校、国民学校及び学制改革後の小学校などの、音楽教科書に掲載された楽曲の総称です。
(文部省が定めた正式名称ではありません)
「尋常小学読本唱歌」や、これを学年別に振り分けた「尋常小学唱歌」に収録された唱歌(全120曲)は全て日本人による新作で、当時の文部省は作詞者・作曲者に高額な報酬を払い名は一切出さず、また作者本人も口外しないという契約を交わしたとのことです。
また、時代の変化にともない歌詞が変更されることも多かったようです。
(参考資料:Wikipedia 文部省唱歌)
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