1913年(大正2年)8月、「林 古渓」は東京音楽学校学友会の発行する雑誌「音楽」に「はまべ」と題した三節からなる詩を発表しました。その詩に成田為三が曲を付けて、1918年(大正7年)10月、セノオ楽譜出版社によって「浜辺の歌」として出版されました。
この3番については以下のような事情があることが知られています。もともと第4節まであった原作を、第三者が3節、4節をまとめて第3節として発表しました。また歌詞も一部が変更されたために作者の「林 古渓」は「これでは意味が通らない」、と言って3節が歌われるのを好まなかったということです。
(参考資料:Wikipedia)
浜辺の歌
うた
演奏
1
あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も
2
ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星のかげも
3
疾風(はやち)たちまち 波を吹き
赤裳(あかも)のすそぞ ぬれひじし
病みし我は すでに癒えて
浜辺の真砂 まなごいまは
1番の「あした」とは「朝」のことです。
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