冬の星座

童謡・唱歌

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制作年:1947年(昭和22年)
作詞:堀内敬三
作曲:ウィリアム・S・ヘイス(William S. Hays)

「冬の星座」は、1947年(昭和22年)に文部省発行の音楽教科書『中等音楽 一』に掲載された唱歌です。教科書は同年7月に発行され、中学校1年生の教材として取り上げられました。

歌詞には、冬の澄み切った夜空に輝く星々が描かれています。「オリオン」「すばる」「北斗」などの星座や星の名が登場し、静かな冬の夜空を見上げたときの神秘的で壮大な情景を美しい日本語で表現しています。

この曲の旋律は、アメリカの作曲家ウィリアム・S・ヘイスが1872年に発表した歌曲「Mollie Darling(いとしのモリー)」が原曲です。原曲は恋愛を題材とした歌曲でしたが、堀内敬三はその旋律に、原曲とはまったく異なる冬の星空を題材とした歌詞を付けました。

なお、「冬の星座」という歌詞は1947年以前にも堀内敬三によって作られており、1936年(昭和11年)には現在とは異なる歌詞で発表されています。その後、戦後の新しい教育方針に合わせて歌詞が改められ、現在よく知られている「木枯らしとだえて……」の歌詞になりました。

冬の冷たい空気の中で、満天の星が静かに輝く様子を思わせる「冬の星座」は、戦後の唱歌を代表する愛唱歌の一つです。2007年には「日本の歌百選」にも選ばれ、現在も冬の季節を彩る歌として親しまれています。

冬の星座

ウィリアム・ヘイス

   「堀内敬三」作詞の「冬の星座」は著作権保護期間中のため歌詞は掲載しません。

なお、「冬の星座」以前にこのメロディーに詩を付けた、中村秋香(1841 - 1910)作詞の「他郷の月」がありました。しかし堀内敬三の「冬の星座」が歌われるようになると、ほとんど歌われなくなったそうです。

他郷の月  作詞:中村秋香      

1   
よくと喜ぶ父母(ちちはは)の君
あれ姉上と駆け来る妹(いもと)
恋しき我が家に嬉しや今
帰ると見しや夢なりけり

2   
宵の時雨(しぐれ)は跡なく晴れて
傾(かたぶ)く月に雁鳴き渡る
哀れあの雁も またわがごと
別れや来つる その故郷(ふるさと)

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