絵日傘

童謡・唱歌

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作詞:大村主計(おおむら かずえ)
作曲:豊田義一(とよだ ぎいち)
発表:1932年(昭和7年)

「絵日傘」は、童謡詩人・大村主計の作詞、豊田義一の作曲による、昭和初期を代表する童謡の一つです。大村主計は山梨県出身で、西條八十に師事し、多くの童謡や詩を残しました。「花かげ」とともに、豊田義一とのコンビによる代表作として知られています。

「絵日傘」は、春の野道を歩く情景を背景に、乳母のお里、春の道、花、春霞など、古き日本の春を思わせる美しい言葉が並びます。華やかな花の季節と、ゆったりとした歩みを感じさせる旋律が重なり、どこか懐かしく上品な雰囲気を持った童謡となっています。

この曲は1932年(昭和7年)にレコード化され、永岡志津子の歌、日本ポリドールオーケストラの伴奏によって、ポリドール3546-Aとして発売されました。発売日は昭和7年3月20日と記録されています。

「絵日傘」と同じ大村主計・豊田義一の作品として特に知られているのが「花かげ」です。両曲はともに昭和初期の童謡界で親しまれ、その後も安田祥子・由紀さおり姉妹や川田正子・孝子姉妹など、多くの歌手によって歌い継がれてきました。

春の花や霞、野道といった日本の原風景を美しく描いた「絵日傘」は、昭和初期の童謡が持っていた日本的な情緒と詩情を今に伝える作品です。現在では歌われる機会が少なくなりましたが、当時の暮らしや季節感を感じさせる、味わい深い童謡です。

絵日傘


作詞:大村主計/作曲:豊田義一
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