発表年:1913年(大正2年)
収録:『尋常小学唱歌』第五学年用
作者:文部省唱歌(作詞・作曲者不詳)
「朝の歌」は、「またたく星影 次第に消えて」で始まる文部省唱歌です。1913年(大正2年)に刊行された『尋常小学唱歌』第五学年用に収録されました。作者については個人名が示されておらず、文部省唱歌として伝えられています。
歌詞は、夜明けを迎える東の空の様子から始まります。夜空にまたたいていた星が次第に消え、東の空がほのかに明るくなっていく情景を描きながら、「朝は来ぬ」と、訪れた朝の喜びを力強く歌い上げます。
2番では、山々が紫色に染まり、澄みきった大空が朝の光を受けて明るく輝く様子が描かれています。そして3番では、草木や鳥たちにも喜びがあふれ、朝日が昇っていく場面へと展開します。
夜から朝へと移り変わる自然の姿を、清らかで格調のある言葉で表現した作品で、歌うことそのものを通して新しい一日の始まりを喜ぶ内容となっています。爽やかな旋律も歌詞の雰囲気によく合い、朝の清々しさを感じさせる唱歌です。
朝の歌(文部省唱歌)
朝の歌 文部省唱歌
1
またたく星影 次第に消えて
ほのかに匂うよ 東の空は
いざいざ歌え いざ声高く
朝は来ぬ朝は来ぬ おごそかに
2
紫いろどる み山の上に
澄みたる大空 紅さやか
いざいざ歌え いざ声高く
朝は来ぬ朝は来ぬ ほがらかに
3
よろこび溢れぬ 草木も鳥も
今こそ昇るよ 朝日の影は
いざいざ歌え いざ声高く
朝は来ぬ朝は来ぬ はなやかに

0 件のコメント:
コメントを投稿