作詞・作曲:文部省唱歌(作者不詳)
発表年:1910年(明治43年)
「朝顔」は、1910年(明治43年)7月に文部省が刊行した『尋常小学読本唱歌』に収録された文部省唱歌です。
歌では、毎朝咲く朝顔の花が、昨日、一昨日より少しずつ増えていく様子が描かれています。「今朝は白が四つ、紫が五つ」と花の数を数えたり、大きなつぼみは明日、小さなつぼみは明後日に咲くのだろうかと想像したりする内容で、夏の朝の身近な植物を題材に、子どもの素朴な観察と期待を歌にしています。
朝顔は、明治時代から小学校で親しまれてきた代表的な夏の植物の一つです。本曲では、花の色や数、つぼみの大きさに目を向けることで、自然を観察する楽しさや、明日・明後日を待つ子どもの気持ちが自然に表現されています。
なお、「朝顔」はその後の『尋常小学唱歌 第一学年用』にも収録され、第一学年の教材として長く歌われました。
朝 顔
朝 顔 文部省唱歌
1
毎朝毎朝 咲くあさがおは
おとといきのうと だんだん増えて
今朝はしろ四つ むらさき五つ
2
大きなつぼみは あす咲く花か
小さなつぼみは あさって咲くか
早く咲け咲け 絞りや赤も
絞り(しぼり)⇒ 布の「絞り染め」のような模様の入った花のこと

0 件のコメント:
コメントを投稿