あれは時鐘

童謡・唱歌

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作詞:北原白秋
作曲:弘田龍太郎
発表年:1920年代ごろ

「あれは時鐘(ときがね)」は、詩人・北原白秋の詞に、童謡作曲家として知られる弘田龍太郎が曲をつけた作品です。国立音楽大学附属図書館の資料でも、北原白秋作詞、弘田龍太郎作曲として収録されています。

歌の題名にある「時鐘」は、時刻を知らせるために鳴らされる鐘を意味します。鐘の音を中心に、春の気配や町の情景、人々の暮らしを感じさせるような、白秋らしい情緒豊かな世界が描かれています。

北原白秋は、自然や季節の移ろい、子どもの目に映る身近な風景を美しい言葉で表現した童謡詩人です。一方、弘田龍太郎は「叱られて」「靴が鳴る」「雀の学校」など、数多くの親しまれる童謡を作曲しました。

「あれは時鐘」も、白秋の繊細な詩情と、弘田龍太郎の親しみやすい旋律が結びついた作品で、静かに響く鐘の音を思い浮かべながら歌うと、昔の日本の町の風景や、季節の中でゆったりと流れていく時間が感じられる作品です。   

あれは時鐘

あれは時鐘  作詞:北原 白秋/作曲:弘田龍太郎

あれは時鐘 まだ五つ
まだ五つ
夜明の明星も 出たばかり

ころころ蛙(かわず)も また眠たに
また眠たに
もいちどねんねよ おころりよ

お夢のつづきは まだ惜しい
まだ惜しい
泣いたら消えましょ ちぎれましょ

七つのお鐘が 鳴るまでは
鳴るまでは
とろとろねんねよ おころりよ

お日さま見えたら お迎えに
お迎えに
牧場(まきば)のはてまで まいりましょ

お日さまお日さま 御土産は
御土産は
大きな紅薔薇(べにばら) パンと乳

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