1937年(昭和12年)に作曲され、1938年(昭和13年)にキングレコードから発売された童謡です。
作詞の「武内 俊子」について
1929年(昭和4年)頃から童謡や童話の創作を始め、4人の子供を育てながらの創作活動だったということです。
子どもの視点から、心の清らかさを歌うやさしい詩が詩人の野口雨情に認められ、当時の主要児童誌「コドモノクニ」や「幼年倶楽部」につぎつぎと作品を発表しています。
1937年(昭和12年)には、キングレコードの童謡シリーズの1曲として、「かもめの水兵さん」が竹内俊子作詞、河村光陽作曲、河村順子の歌によって発売され大ヒットしました。
その後も「赤い帽子 白い帽子」、「りんごのひとりごと」、「船頭さん」などの詩を発表し、河村光陽らのすぐれた作曲もあり、これらの歌は全国の子どもたちに愛唱されるようになります。
1945年(昭和20年)、三十九歳の若さで病死されたそうです。優しい詩をたくさん残されていることからも、心優しい女性、お母さんだったことでしょう。
赤い帽子 白い帽子
赤い帽子 白い帽子 作詞:武内 俊子/作曲:河村 光陽
1
赤い帽子 白い帽子 仲よしさん
いつも通るよ 女の子
ランドセルしょって お手々をふって
いつも通るよ 仲よしさん
2
赤い帽子 白い帽子 仲よしさん
いつも駈けてく 草の道
おべんとうさげて お手々をくんで
いつも駈けてく 仲よしさん
3
赤い帽子 白い帽子 仲よしさん
いつもたのしい 笑い声
おひより小みち かげぼうしふんで
いつもたのしい 仲よしさん
4
赤い帽子 白い帽子 仲よしさん
いつも可愛い 歌い声
黒い靴はいて 赤い靴はいて
いつも可愛い 仲よしさん
0 件のコメント:
コメントを投稿