作詞:阪田寛夫
作曲:フランス民謡
編曲:石丸寛
発表年:1965年(昭和40年)
「だれかが口笛ふいた」は、詩人・児童文学作家として知られる阪田寛夫が作詞した子どもの歌です。1965年(昭和40年)、NHK「みんなのうた」で西六郷少年少女合唱団の歌によって放送され、広く知られるようになりました。
この曲の旋律は、19世紀のフランスの行進曲「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲(Le Régiment de Sambre et Meuse)」に基づいています。原曲はフランス軍の行進曲ですが、阪田寛夫はその旋律に、原曲とはまったく異なる日本語の詩をつけました。
歌詞には、楢の木、白い栗の花、青空、そよ風、光る若葉など、春から初夏にかけての明るい自然の情景が描かれています。「だれかが口笛ふいた」「だれかが足音たてた」という呼びかけるような言葉から始まり、さわやかな朝の野道を友達と歩く楽しさへと歌が広がっていきます。
特に、原曲が勇ましい軍隊行進曲であるのに対し、阪田寛夫の詞では、戦いや軍隊とは無関係の、青空の下で自然を楽しみ、仲間と一緒に歩く喜びが表現されています。この対照が、この歌の大きな特徴です。
だれかが口笛ふいた
さわやかな素晴らしい歌詞ですが、著作権保護期間中のために掲載できないのが残念です。
1965年(昭和40年)に「NHKみんなのうた」で、五月の歌として放送され、その後中学校や高校の教科書にも掲載されています。
2022年3月と4月のNHK「みんなのうた発掘プロジェクト」で、ラジオ放送だけでしたが約57年ぶりにこの歌が再放送されました。
元の曲、「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」も併せてお聞きください。

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