作詞:富原義徳
作曲:中山晋平
発表:1924年(大正13年)
「夕立」は、富原義徳作詞、中山晋平作曲による童謡です。1924年(大正13年)に発表された作品で、当時の児童雑誌『コドモノクニ』大正13年8月号にも掲載されています。
歌詞では、夏の夕方に突然降り出す夕立を、まるで「暴れん坊」の子どものように描いています。「夕立こだち あばれんぼ」と始まり、激しく降る雨が池の金魚をたたき、背の高い百合の花を揺さぶり、葉っぱの蛙まで転がしてしまう様子が、ユーモラスに表現されています。
自然現象である夕立を、単なる激しい雨として描くのではなく、いたずら好きな子どもに見立てているところが、この歌の大きな魅力です。雨の勢いを感じさせる言葉と、動きのある描写によって、夏の夕立の情景が目に浮かぶように作られています。
作曲を担当した中山晋平は、大正から昭和にかけて数多くの童謡や流行歌を手がけた作曲家です。「夕立」でも、子どもが親しみやすい旋律によって、歌詞の生き生きとした情景を音楽的に引き立てています。
夕 立(中山 晋平)
夕 立 作詞:富原 義徳
作曲:中山 晋平
1 夕立こだち あばれんぼ
尻っぱしょりで びしゃびしゃと
お池の金魚を たたいてる
2 夕立こだち あばれんぼ
背たかのっぽの 花百合を
ゆらゆらゆすぶり 折っちゃった
3 夕立こだち あばれんぼ
葉っぱの蛙を ころころと
ころがし落として いっちゃった

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